実録!過払い請求

一連取引か別個の取引と捉えるかで、消滅時効が問題になることもあります。

一連取引とは?

金銭消費貸借の取引の途中で完済があるとき、完済前の取引と完済後の取引を、
それぞれ個別の取引としてみずに一連一体、つまり一つの取引としてみること

なぜ過払い請求でこの点が問題になるのかというと、過払い請求ができるのは、取引終了から10年以内に訴訟を起こさなければ消滅時効にかかり過払い金は消えてしまうのです。

下の図を見てください。

個別取引で見ると、

  • 第一取引終了後から11年が経過しているので、第一取引で発生した過払い金は消滅時効にかかり請求できない。
  • 第二取引は、請求可能。

一連取引とすると、

  • 第一取引と第二取引で発生した過払い金全てを請求できる。

取引年数が長い人ほど、請求できる過払い金に大きな差が出ることもあります。

まとめとしては、基本契約が同じであれば、途中で完済して期間が空いたとしても全ての取引は一連一体のものとしてみるという判決があります。
(※平成19年6月7日最高裁判例)

過払い請求に関連する用語集
悪意の受益者 みなし弁済
グレーゾーン金利 貸金業法
利息制限法 出資法
準備書面 答弁書
一連取引 総量規制